ネズミ駆除

ネズミを駆除しないで放置するとどうなる？

繁殖して数が大幅に増える

ネズミは非常に繁殖力が強い生き物で、たった2匹いても1年後には数十匹、数百匹にまで増えてしまうことがあります。特に家に住み着くクマネズミは、1回の出産で5匹前後の子供を産み、年に5～6回も妊娠することができます。つまり、1匹のネズミから60匹もの子供が生まれることもあります。そして、クマネズミは生後2ヵ月程度で生殖能力を持ち、子供たちがまた子を産んで増えていくため、放置しておけば数が爆発的に増えていきます。

数が大幅に増えることで、以下に紹介する様々な被害を引き起こすリスクが高まります。

食中毒や病気などの感染症の原因になる

ネズミは、様々な病原体を媒介することが知られており、感染症の原因となることがあります。以下は、ネズミが引き起こす代表的な感染症の例です。

ネズミによる感染を防ぐためにも、早期の駆除や予防が重要です。また、ネズミに触れた場合は、手洗いや消毒をしっかり行うことが大切です。

家具・家財を破壊する(内壁・配線・ガスホース等)

ネズミは壁や配線、ガスホースなどもかじられるため注意が必要です。壁に穴があくと、内装に被害が出るだけでなく、ネズミの侵入口となってしまいます。また、配線やガスホースをかじられると、火災発生のリスクが高まります。特に石膏でできた壁や電信配線などはかじられやすい傾向があります。

信頼の低下・風評被害(飲食店の場合)

飲食店で飲食店でネズミが出ると、衛生的でないという印象を持たれ、店の評判が下がることがあります。SNS等でそういった情報が拡散されればさらなる風評被害に繋がることも考えられます。また、ネズミが原因で顧客が健康被害にあった場合は、行政による営業停止処分や訴訟問題に発展するリスクもあります。

ネズミの侵入経路｜ラットサインで見極める

ネズミは体が柔らかく、非常に小さい隙間からでも侵入できます。一般的な侵入経路としては、以下のようなものが挙げられます。

侵入経路付近には、ラットサイン(ネズミが通った痕跡)が残されています。壁や床などに黒くなっていたり、黒褐色で小さな粒状(糞)や水たまり(尿)などがあれば、侵入経路の可能性があります。ネズミをこれ以上屋内に入れないためには、侵入防止対策がカギになります。

ネズミを予防する（侵入防止）

ネズミ被害を増やさないためには「ネズミを侵入させない」ことが大切です。ネズミの侵入を食い止めるグッズは以下のようなものがあります。

ネズミは順応力が高く、忌避剤の匂いや超音波の音に慣れてしまうと再度侵入してくることがあります。ですので、確実に防ぐためには防鼠金網で隙間を完全に防ぐ方法が有効です。

ネズミを駆除する（市販の退治グッズ）

侵入してきたネズミを駆除する退治グッズです。市販では以下のような種類が用意されています。

退治グッズを効果的に用いることでネズミを捕獲することができます。ですが、捕獲したネズミの処分は自分で行う必要があるので、慣れていない人にとってはストレスがかかる作業になります。

ネズミを退治できないなら専門業者へ

ネズミの侵入防止や退治グッズを使用しても駆除できないこともあります。

このような事に一つでも当てはまっているなら、プロの駆除業者に頼むのが適切です。

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